江戸中期、大阪の医師寺島良安が、中国明の王圻の『三才図会』にならって編んだ、わが国初の図入り百科事典。原典の全図を収録し、口語訳にしたうえ、注を付した。地誌の続きは巻78〜80、中国・四国・九州をもって終り、本巻は巻81家宅部まで。