江戸中期、大坂の医師寺島良安が、中国明の王圻の『三才図会』にならって編んだ、わが国初の図入り百科事典。原典の全図を収録し、口語訳したうえ、注を付した。本巻には巻62の末〜65、中国(河南〜雲南11省)・アジア各国及び日本(陸奥・出羽)の地誌を収める。