違法駐車、ゴミ問題、受験戦争からオゾン層破壊、地球温暖化まで-。社会の中では、自分一人得をしようとしたことが、思いがけない大問題になることがあります。これらの現象は「社会的ジレンマ」と呼ばれ、社会心理学において個人と社会をめぐる重要なテーマとして、研究が進められています。気鋭の研究者が人間社会に必然的に起こる「ジレンマ」を分析し、その解決策を提出。