• Author英『エコノミスト』編集部 土方奈美
  • Publisher文藝春秋
  • ISBN9784163906409
  • Publish Date2017年4月

2050年の技術 / 英『エコノミスト』誌は予測する

AI、自動車、バイオ、農業、医療、エネルギー、軍事、VR、拡張現実――。



テクノロジー予測で全世界的な信頼を持つグローバルエリート誌が総力をあげて大胆予測!



・自動運転車によって、都市の車両数は90%減少する。

・人間の脳はインターネットに接続され、図書館やスーパーコンピュータと直接つながる。

だが、同時にマルウエアやウイルスまで一緒に取り込んでしまう。

・誰もがARグラスを使用するようになる。他言語を話す人との会話はリアルタイムで翻訳

され、街からは看板や信号が撤去される。その技術はやがて眼球自体に組み込まれる。

・プライバシーは、飛行機のビジネスクラスや別荘のように、富裕層だけの贅沢品になる。

・すでに西側のスナイパーの狙撃距離は2475メートルを記録。今後は、空中で軌道を修正

できる弾丸の開発で、照準線の向こうに隠れる敵を狙撃できるようになる。





【目次】



■はじめに 破壊的で大規模な記述の変化「メガテック」



〈第一部 制約と可能性〉



■第1章 日本のガラケーは未来を予測していた

過去、現在、SFで描かれる未来。この3つが2050年を見通すための鍵になる。

15年前、スマートフォンの登場を予測した人々は、日本の女子高生に注目した。



■第2章 ムーアの法則の終わりの先に来るもの

チップの極小化によるコンピュータの高性能化(ムーアの法則)は、原子のレベルに

近づき限界を迎えつつある。だが、そこからコンピュータの発展の未来が見えてくる。



■第3章 第7の波、AIを制する者は誰か?

メインフレーム型コンピュータの第一の波を制したのはIBM。第二の波はパソコン。

その波を制したビル・ゲイツは、遥か未来のAIの登場について当時考えていた。



■第4章 なぜデジタル革命では生産性向上がみられないか?

経済学者のロバート・ゴードンは、産業革命と比べると、今日のデジタル革命では、

生産性、労働賃金、生活水準はほとんど上がっていないと指摘したが、その盲点は?



■第5章 宇宙エレベーターを生み出す方程式

どんな技術が実現可能か。物理学者はその答えを導き出す方程式をすでに手に入れてい

る。タイムマシンや光速を超える情報伝達は実現しないが、老化や疾病は克服できる。



■第6章 政府が「脳」に侵入する

人間の脳はインターネットに接続され、図書館、スーパーコンピュータ、宇宙望遠鏡

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