第二王子イオの"花嫁"であるリージュは、三人の王子による王位争いのために、実の妹シルヴァーナから嫌われてしまい、ほとほと困っていた。"贄"としての花嫁ではなく、本当の夫婦になれば面倒なことはなくなる-そう考えたリージュは、イオとの結婚を決意する。喜んだイオは、リージュが戸惑うほどてきぱきと準備を始めた。しかしイオを慕うシルヴァーナが、彼と一緒に消えてしまい-。