日本橋のような華やかさはない。線路を跨ぐ橋はまるで道路の一部のようである。しかし、何気なく通りすぎてしまうこの橋には、新しい東京づくりに燃えた明治の人々の、情熱の炎が秘められていた。橋と迎賓館が織りなす、ネオ・バロックの世界。街づくりの熱き思いを探る。