• Author森まゆみ
  • Publisher亜紀書房
  • ISBN9784750514994
  • Publish Date2017年5月

暗い時代の人々

大正末から戦争に向かうあの「暗い時代」を、翔けるように生きた9つの生の軌跡を、評伝の名手が描き出す!

〈満州事変勃発から太平洋戦争終結にいたるまでの、あの「暗い時代」。その時、人々は何を考えていたのか、どこが引き返せない岐路だったのだろうか。この本の中でわたしが書いたのは、最も精神の抑圧された、1930年から45年の「暗い時代」に、「精神の自由」を掲げて戦った人々のことである〉(本書まえがきより)

半藤一利さん、中島岳志さん絶賛!!

「ここに描かれている人々は、昭和史の悲劇の中でかがやくほのかな光である。本書は、困難な時代を生きる私たちを照らす灯火となることだろう」(半藤一利)

「時代に毅然と立ち向かった人たちは、いかなる人生を歩んだのか。危うい現代を生きるための必読書!」(中島岳志)

【目次】 第1章 斎藤隆夫 リベラルな保守主義者 第2章 山川菊栄 戦時中、鶉の卵を売って節は売らず 第3章 山本宣治 人生は短く、科学は長い 第4章 竹久夢二 アメリカで恐慌を、ベルリンでナチスの台頭を見た 第5章 九津見房子 戸惑いながら懸命に生きたミス・ソシアリスト 第6章 斎藤雷太郎と立野正一 「土曜日」の人々と京都の喫茶店フランソア 第7章 古在由重 ファシズムの嵐の中を航海した「唯物論研究」 第8章 西村伊作 終生のわがまま者にしてリベルタン

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