地元企業への研究支援、公開講座、コンサート、博物館開放などの地域社会への貢献は、大学の主要な役割である教育と研究に並ぶ社会的責務と捉えられるまでになってきた。国際競争力を高めることも求められている大学は、片や地域のニーズにどう応えればいいのか、インターネットの利用は地域を地理的制約から解放するのか。OECDプログラムのプロジェクトを事例に考察し、提言を行う。