呉に大敗を喫し、白帝城に逃げこんだ玄徳は、孔明に後事を託して没した。劉禅が皇帝の位につくと、魏の曹丕は五路から蜀攻めを企てる。孔明はすでに四路からの攻撃に手を打っており、劉禅を安心させる。残る一路、呉との国交回復の使者に抜擢されたトウ芝は、死も覚悟の上で呉へ赴く。孫権は鼎の中で油を煮えたぎらせ、使者の到着を待っていた。
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