剣に生きる一族として、将軍家指南役となった柳生。連也斎、友矩、宗冬、十兵衛、新次郎、五郎右衛門。尋常でない修行による技、将軍家と関わることによって起こる惨憺たる一族の相克、死を見据えてなお剣の道に生きざるを得ない激烈な生きざまを、乾いた筆で描き切る。作者が生前に世に問うた唯一の短編集。
さすが隆慶一郎「格が違う」
柳生一族の剣技の凄みを、列伝の形式で明らかに。
井上ひさし氏、黒岩重吾氏も絶賛した、直木賞候補作。
剣に生きる一族として、将軍家指南役となった柳生。連也斎(れんやさい)、友矩(とものり)、宗冬(むねふゆ)、十兵衛、新次郎、五郎右衛門……彼らの尋常でない修業による技、将軍家と関わることによって起こる一族の相剋、死を見据えてなお剣の道に生きざるを得ない激烈な生きざまを描く。作者が生前に世に問うた唯一の短編集。