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  • 著者竹河聖
  • 出版社角川書店
  • ISBN9784041699102
  • 発行1996年4月

摩天楼(ニューヨーク)の影

「私、ずいぶん長く生きてきた…」版画アーティストを目指してニューヨークへやってきたぼくは、モデルのアラナと恋に落ちる。あの満月の夜。彼女の哀しい独り言の本当の意味を知る、あの夜を迎えるとは知らずに…。摩天楼都市での幻想的な男女の悲恋を描いた収録作「銀行の鱗」をはじめ、ネオ・ホラーの女王、竹河聖が虚飾の都市を基底に、静謐に、おぞましく、そしてポップな筆致で描き切る、四編の生と死の物語。

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