偉大なる先人たちの「名著」を毎週一冊読み続け議論しあうことによって、「昔の人は無知蒙昧、自分達現代人が当然ながら歴史上一番偉い」と教えられてきた学生達の多くが、江戸や明治の人々は人間として自分たちよりはるかに上だったことを認識するようになっていく…。読書の愉悦をめぐる「師弟問答」の数々。