国策によって大陸へ送りだされた移民史上ただひとつの被差別部落。彼らを待ちうけていたのは、あらゆる悲劇が集約された極限の辛苦、集団自決という運命だった。講談社ノンフィクション賞受賞の著者が真正面から「部落問題」に挑む価値あるルポルタージュ。