目次 まえがき / p3 1 世界のありかたをどう見るか / p9 世界は弁証法的な性格をもっている 唯物論と観念論とは互いに移行しあう 学問は党派性をもち階級性に結びつく 2 弁証法はどのように発展してきたか / p49 古代ギリシアからへーゲルまで ヘーゲルからマルクスへ-唯物弁証法の成立 現在はどうなっているか 3 「対立物の相互浸透」とはどういうことか / p77 相対的な独立ということ-つながっていると同時につながっていない 媒介と同時に直接性を含んでいないものはどこにも存在しない 認識論と弁証法-その一、絶対的真理と相対的真理および真理と誤謬との関係 認識論と弁証法-その二、精神的な鏡と物質的な鏡 認識論と弁証法-その三、世界の二重化と自分の二重化 人間と自然との、および人間と人間との相互浸透 社会の土台と上部構造との相互浸透 4 「量質転化」とはどういうことか / p207 5 「否定の否定」とはどういうことか / p223 まわりみちということの重要性 人間はまわりみちをとって生活している 「否定の否定」は弁証法の基本法則である 探偵小説と弁証法-『ぬすまれた手紙』の分析 科学の歴史における「否定の否定」 6 矛盾とはどういうものか / p273 矛盾には二つの種類がある-克服による解決と実現による解決 世界は過程の複合体であり矛盾の複合体である-根本的矛盾と主要矛盾 中ソ論争と矛盾論