豊臣秀吉は若いころ、なぜ針を売って歩いていたのか。中世考古学や民俗学を総合して、北の境界地域や鎌倉、各地の市に集う人々から、中世全体の姿かたちを浮き彫りにする。文明史上の大転換時代を考えるシリーズ。〈受賞情報〉毎日出版文化賞企画部門(第57回)