'90年代、湾岸戦争から阪神大震災やオウム真理教事件を経てペルーでの人質事件に至るまでの、現代日本を描くに不可欠な出来事を、当代きってのノンフィクション作家が徹底的にルポルタージュした作品集。各章毎に叙述法を変え、前後で共鳴しあうよう意図されており、ノンフィクション方法論の集成でもあり、画期的ルポといえる。