▼第9話/ひとり星▼第10話/襲撃▼第11話/子守歌▼第12話/開扉▼第13話/闇▼第14話/文字▼第15話/毒刃
●主な登場人物/須藤(高校生。ふとしたことで時空を越え、西夏の女戦士“シュトヘル”となった)、シュトヘル(蒙古軍から“悪霊”と恐れられる女戦士。かつて西夏の一兵士だったが、蒙古軍に仲間を虐殺され覚醒)、ユルール(蒙古軍側の皇子。武力を毛嫌いし、敵国である西夏の文字に魅せられる)
●あらすじ/蒙古に属するツォグ族の皇子ユルールは、敵国であり亡き義母の出身国である西夏の文字に魅せられ、その義母が残した“玉音同”と呼ばれる文字盤を手に一族を捨てる覚悟を決める。そして、西夏を憎み全てを焼き尽くす蒙古から文字を守るため、文化を書き継ぐ習わしのある宋国の町・成都を目指す道中だったのだ。事の成り行きは須藤(=シュトヘル)には関係なく思えたが、そんな中ユルールの口からシュトヘルとの出会いが語られる(第9話)。
●本巻の特徴/蒙古軍の手から文字を守る皇子ユルールと、その蒙古軍から“悪霊”と恐れられる女戦士シュトヘル。二人の邂逅…その時、シュトヘルの殺意が仇の弟であるユルールに向けられた!? さらに、彼らの行く手には敵将ベクテルが守る関所が…シュトヘル、躍動!!
●その他の登場人物/ボルドゥ(西夏人。ハラバルの母の従者で、ユルールに“玉音同”を託す)、ハラバル(ユルールの兄。亡き母は西夏人であるが、自身は蒙古軍に属する。西夏軍を虐殺しシュトヘルの仇に)