変動する現代社会において、「大人になる」ことは容易なことではない。青年は、大人になろうとして、しばしば自殺・心身症・家庭内暴力などに見られるように、心とからだに深い傷を負う。著者は、カウンセラーとしての豊かな体験をもとに、青年が直面している問題を考え、大人がつきつけられている課題を探る。