ミリオンセラーの手づくり絵本を生み出す、奇跡の出版社の秘密!
谷川俊太郎氏 推薦/「書く人、描く人、作る人、本作りで家族になった人たちの豊かな暮らしっぷり。」
世界中の本好きを魅了し、奇跡の出版社とも呼ばれる南インドの「タラブックス」。
圧倒的に美しい本を次々と世に送り出し、ボローニャ・ブックフェア・ラガッツィ賞をはじめ、数々の賞を受賞している。手漉きの紙に、シルクスクリーンによる手刷りの印刷、製本もすべて人の手によって行われているというのだから驚きだ。発注から納品まで1年かかってしまうこともあるスローな生産スピードにもかかわらず、いまや数万部のベストセラーをいくつも抱える、世界で最も注目される出版社……。彼らはいかにしてこのような素晴らしい本を作り、世に知られることとなったのか?
実は日本でよく知られているハンドメイド絵本の他に、オフセットで作られたものも多数存在する。それらも含め世界各地で長く読み継がれているのは、彼らの社会や文化へのまなざしが根底に流れているからに他ならない。本書は「デザイン書」、「本の本」という枠組みを越え、これからの生き方、働き方に対するヒントが詰まった一冊です。
5章 絵本「夜の木」の世界へ
6章 日本とタラブックス
7章 ギータ・Vギータ インタビュー
巻末 既刊カタログ