「地方の時代」が謳われて久しいが、現実には東京一極集中がいっそう進行している。真の豊かさを地方から実現する道はないのか。通産官僚から大分県知事に転身し、いまや海外からも注目される一村一品運動の提唱者として知られる著者が、地方の苦境を中央にぶつけてきた模索の十余年をふり返りつつ、新たな戦略を語る。