今日、昭和が終わった…。空襲を受けながら育ち、新聞記者として働き、妻を交通事故で失って再婚。危うく均衡を保つ男の心は、昭和が終わった日から大きく揺れ動く。緻密に構成された感動の長篇小説。〈受賞情報〉野間文芸賞(第55回)