「私が小さいときオヤジがよく言ってましたよ、この世には二種類の人間しかいない。幸せなバカか不幸なバカだ、と」「するときみや私は不幸なバカかね」世界は大きな転換期を迎えようとしていた…。中国の急激な民主化を裏で操るアメリカの陰謀。やがて、その衝撃は大波となって日本を襲うに違いない…。いま男たちが試される瞬間、突きつけられた挑戦は受けて立たねばならない。-落合信彦だけが描ける壮大な国際小説。