「いちばん居心地のいい場所は?」と、問われたら迷わず家と答える葉子さんが、エイヤッとばかりに旅に出た。東北のひなびた温泉で溜息ひとつ、お伊勢さんで食い倒れ、はたまたヴェトナムで屋台めぐりを楽しんで、カリフォルニアのスパリゾートに沈没。それもこれも家事や仕事に追われる、愛しい日常あってこその旅。