本書ではヨーロッパ近世の貧民問題をイギリスを中心にして述べていく。主に一六世紀と一七世紀の近世という時代に、イギリスの人々が貧民や浮浪者の問題をどのように感じていたのか、そしてそれにどのように対処しようとしたのかをテーマとしている。