本書は、「過重な労働」により精神障害を発症して生きる希望を失い、自らの生命を絶った労働者の遺族が、さまざまの困難を克服して立ち上がり、この不条理を告発して加害責任を問い、社会的救済を要求して成果を勝ち取った道筋をたどり、わが国の労働者の自殺問題の今後の取り組みの道標を明らかにしたものです。