• 著者金子稚子
  • 出版社小学館
  • ISBN9784094060171
  • 発行2014年2月

金子哲雄の妻の生き方 / 夫を看取った500日

『僕の死に方』と対を為す妻のストーリー
42才で突然、肺カルチノイドという病のため余命宣告を受けた流通ジャーナリスト金子哲雄さん。2012年10月に亡くなるまでの約500日、妻の稚子さんはとことん寄り添い続けました。
誰が見ても仲睦まじいふたりも、夫婦として当初から平穏な道をたどったわけでも、死の受容も、はじめからできたわけではありません。確実に迫る死の瞬間を前にして、金子哲雄さんは、なぜそこまでして仕事を続け、何を残そうと考えていたのか、本書は妻の立場から解き明かします。
夫の希望に従って、夫を自宅で看取った体験から記した追記、●在宅で死ぬこととは ●死の恐怖にどう立ち向かうべきか ●死にゆく人にできること、などについての記述は、読む人の心を打つとともに、は、他に類のないリアルなアドバイスとして、参考になるはずです。
【編集担当からのおすすめ情報】
死を覚悟した金子哲雄さんが病床で綴った遺作『僕の死に方』には、今も「涙が止まらなかった」という感想が寄せられ続けています。『僕の死に方』へのアンサーブックともいえる本書では、妻の立場から見た看取りの記録とて、金子さんの壮絶な死を巡るいくつもの謎が解明され、金子さんが最後に渾身の力を振り絞って伝えたかったことが更に具体的に見えてきます。

>> 続きを表示