勤続37年、課長止まりだったY氏が定年退職の日を迎えた。だが彼を待っていたのは、会社からも家族からも必要とされていないという疎外感。偶然出会った老人の屋敷で白骨体を見つけてしまい…。孤独な男の手に汗握るサスペンス。