• Author荒井ママレ
  • Publisher小学館
  • ISBN9784091854568
  • Publish Date2013年7月

おもいでだま 03

記憶とは、甘美な呪いである――

ロープも。 火薬も。 ナイフも。

ある種の道具は、使う者の心次第で、凶器にもなり得る。

しかし、ロープも火薬もナイフも、人の生活を豊かにした。 誰かの命を救うこともあっただろう。

記憶を取り出すメディア…メモリー・セーブ・キャンディー。 危うさを秘めるこの道具に、傷つけられた者たち… そして、救われた者たち。

人間を形作るのは、意志か、欲求か、それとも記憶なのか。

「想い出」を巡るドラマは、クライマックスへ向けて加速をはじめる――

【編集担当からのおすすめ情報】 スピリッツ発の期待の新星・荒井ママレ氏による、記憶を巡るSFストーリー『おもいでだま』 待望の第3集発売!

今集では、ミオの「存在を消された」兄・ハルの登場で、MSC社、そして椎名家の秘密が次第に明らかに!!

自らに記憶と向き合い、次第に変わりゆく「記憶抽出依存症」のミオと、彼女の元を訪れる、様々な依頼者たち…

毎回、新鋭とは思われぬ完成度の高い構成力&画力に、担当者としても唸らされっぱなしです!!

物語は最終章へ向け、ますます本格、ますます骨太に。 その一方、描き出される感情はますます繊細さを極めていっております。

誰もが立ち止まり、自らの歩んできた道を振り返りたくなる… そんな、心に残る一冊です。

今からでも遅くありません! 是非『おもいでだま』の世界へ!!!!!!

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