自ら泥をかぶってでも、組織のため、人のため、そしてトップのために行動する「意志力」を持った者…かつての日本には「志士」がいた。本書は、"組織と人間"を捉えるのに卓越した著者が、自らの役割を果たすことに一路邁進した江戸時代の家老たちの足跡を辿る。時に命をかけてトップの道を正し、時に財政危機を大胆な改革で克服した、彼らの采配ぶりから、現代の組織人に必須の条件を学ぶ。