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  • 著者加門七海
  • 出版社富士見書房
  • ISBN9784829162422
  • 発行2004年2月

呪の血脈

好奇心が猫を殺す-この事件もちょっとした好奇心がきっかけだったのかも知れない…。大学で民俗学を学ぶ宮地紀之は諏訪信仰の野外調査のさなか、北アルプス山中で鎌が幹に打ち込まれた奇妙な神木を発見する。いけないことと知りながら、学問的興味からその鎌を木から削り出してしまう宮地。だがその行為を村人に発見されて、彼は神木に神を再び封印するための"祭"に参加させられることになってしまう。とりあえず儀式が執り行われるまでの間に、祭について調べて回った宮地は、件の村の神主の血筋をもつ高藤正哉とその妹の梓の存在を知り、連絡を取る。が、それが忌まわしき"裏"の祭りを引き起こしてしまう"出会い"になることを彼はまだ知らなかった…。異才・加門七海により描き出される"祭"の真の姿!迫真のネオ・モダンホラー登場。

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