質的研究のためのエスノグラフィーと観察 目次 編者から(ウヴェ・フリック) 「SAGE質的研究キット」の紹介 質的研究とは何か 質的研究をどのように行うか 「SAGE質的研究キット」が扱う範囲 本書について(ウヴェ・フリック) はじめに
1章イントロダクション─エスノグラフィーと参与観察 エスノグラフィーを用いた研究小史 社会文化理論とエスノグラフィー エスノグラフィー─基本原理 定 義 方法としてのエスノグラフィー 産物としてのエスノグラフィー スタイルと文脈としての参与観察
2章エスノグラフィーの有効性─エスノグラフィーの方法によって、 どのようなトピックを効果的かつ効率よく研究できるのか エスノグラフィーの方法─その一般的有効性 エスノグラフィーによる研究の実例 エスノグラフィーの方法─研究上の特有の課題 エスノグラフィーの方法─研究の場面
3章フィールドサイトの選定 自己目録作りから始める フィールドサイトを選ぶ ラポール
4章フィールドでのデータ収集 「事実」と「現実」 メモ:応用的エスノグラフィーについて 3つの主要な技法の領域 観 察 インタビュー 文書研究
5章観察について 観察の定義 観察研究のタイプ 観察研究の課題 観察研究のプロセス 妥当性の問題 観察者のバイアス 公共の場所での観察 倫理と観察研究
6章エスノグラフィー・データの分析 パターン データ分析のプロセス メモ:エスノグラフィー・データの分析における コンピューターの使用について
7章エスノグラフィー・データの表現方略 伝統的な学術的形式でのエスノグラフィー・データの表現 文書形式でのエスノグラフィー・データの他の表現方法 文書を超えて
8章倫理的配慮 研究に関係する倫理的配慮のレベル 制度的機構 研究倫理の個人的次元 結 論
9章21世紀のエスノグラフィー 変化しつつある研究文脈─テクノロジー 変化しつつある研究文脈─グローバリゼーション 変化しつつある研究文脈─バーチャルな世界
訳者あとがき 用語解説 文 献 人名索引 事項索引
装幀=新曜社デザイン室