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  • 著者佐藤優 高永哲
  • 出版社講談社
  • LBRZ 0030916
  • 発行2007年7月

国家情報戦略 (2)

核、北朝鮮、日本の2010年は?
日韓インテリジェンスの第一人者が激突!
北朝鮮の工作は陸軍中野学校の模倣だった!?
日本人の情報DNAを呼び覚ます超問題作!
(高)北朝鮮のやった拉致も、ことによると、陸軍中野学校のやり方を真似たものかもしれませんね。
(佐藤)技法については共通するところがあります。いずれにしても、長期間かけて別の国の人間になりすましていくという考え方を持って、本格的な人員養成をしたのは、インテリジェンスの歴史でも陸軍中野学校が初めてだと思います。(略)しかし、陸軍中野学校はそのような卑劣な工作はしませんでした。技法の表面を似せても、陸軍中野学校と北朝鮮の工作機関では、その精神が違います。陸軍中野学校の場合、「謀略は誠なり」なので、相手国の無辜の国民を拉致するような工作はしません。それでは相手国の国民の心を日本がつかむことができないからです。
●フジテレビ秘密情報漏洩事件
●『シルミド』の世界
●金正日の息の音まで感知する能力
●「エシュロン」の正体
●CIAを凌駕する商社の情報力
●ハニートラップの上をいく手法
●世界中で活躍した日本の特務機関
●韓国大統領を決める北の工作
●6ヵ国協議の「裏の目的」
●核の帝国主義に克つ国家情報戦略

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