自然体は、単にリラックスした軽い構えではない。粘り強い下半身に支えられた技である。かつては、日々の労働の中で自然につくられた自然体の土台。現代生活では、意図的に身体をつくり直さなければ自然体は得られない。力強い身体、ふんばりの利く足腰、しなやかな所作をどう取り戻すか?おんぶやかべ押し、すり足に呼吸法など、場になじむ自然な身体の具体的なつくり方を、あますところ無く描いた、齋藤身体論の決定版。
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