• 著者ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワーク
  • 出版社緑風出版
  • ISBN9784846117085
  • 発行2017年6月

根絶!ヘイトとの闘い / 共生の街・川崎から

在日コリアンを中心とした多文化共生の町づくりを長きにわたって進めてきた川崎市南部桜本……。保育園から学童保育、識字日本語学級などの施設が密集するこの生活圏に、「朝鮮人は敵。朝鮮人は出て行け。敵をぶち殺せ」とヘイトデモが襲いかかる。
 これを見た中学生は「市長さん助けてください。川崎もルールを作ってヘイトデモができないようにしてください」と訴える。在日コリアンも日本人も外国ルーツの子ども達も手を携えて「ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワーク」を結成して、抵抗する。川崎市や市議会、裁判所、法務省、警察、国会に働きかけて、ヘイトデモを遂に押し返し、いま人種差別撤廃条例の制定をめざして闘う「市民ネットワーク」の全記録。
第1章 なぜ、川崎がデモの標的にされたのか 山田貴夫
第2章 ヘイトを許さない市民ネットワークの運動 山田貴夫
第3章 「あるを尽くす」〓〓当事者、地域の声を市や国へ届ける 崔江似子
第4章 人権侵犯被害申告と法務局勧告の意義 神原元
第5章 NO PASARAN「桜本を踏みにじらないで」〓〓ヘイトデモ禁止仮処分命令申立事件 三木恵美子
第6章 川崎市議会の取り組み 山田貴夫
第7章 「人種差別撤廃条例」の制定を求めて 三浦知人
第8章 「闇との闘い。希望を信じて」 崔江似子
第9章 人種差別撤廃にむけた自治体の責務 師岡康子
第10章 「さ べ つ の な い か わ さ き」 石橋学
資料

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