現代米文学の旗手オースターは、若き日に学校を中退し渡仏した。翻訳者・ゴーストライター・別荘管理人などの仕事で4年間糊口を凌ぎ、その後遺産を得て執筆に専念、"ニューヨーク3部作"を完成させた。当時書かれたエッセイや序文、4本のインタビューを中心に構成された本作は、ファンなら是非知っておきたい天才小説家誕生の秘密の宝庫である。文庫化に当り、更に未収録の3編を追加。