高校生たちの青春模様をいきいきと描くYA小説シリーズ、3作目。主人公の白石桃子は3年生になり、うた部(短歌部)の部長になります。パティシエという将来の夢を持ちながら、それを許さない家庭の事情を知る桃子。親友たちとも、別の道を歩み始める時期。でも一緒に過ごした日々がなんと貴重だったのか、そして、自分の未来を輝かせるために今大事なことは何なのか。読み応えと感動の青春小説。
野間児童文芸賞受賞作『うたうとは小さないのちひろいあげ』から始まった短歌小説3部作の完結編。
主人公の白石桃子は3年生になり、うた部(短歌部)の部長になります。
パティシエになりたいという将来の夢を胸に日々を送りながら、それを許さない家庭の事情を知る桃子。一方では部長としての重責もあり、自分を励ます日記を綴りながら、部長の役目を果たそうとしますが・・・。
ずっと一緒だった友だちとも、まもなく別の道を歩むことになる時期。でも、一緒に過ごした日々がなんと貴重なことなのか、そして、自分の未来を輝かせるために今大事なことは何なのか。3部作ではありますが、この1冊だけでも読み応えたっぷりの青春小説です。