二〇世紀の激動に対峙して、経済学者はいかに自らの学問を鍛え上げていったか。本書では制度学派の祖であるヴェブレン、そして著者が直接交友関係を持った六人を取り上げその生涯と学説を描く。ケインズ革命との学問的格闘や現実との緊張関係など、まさしく生きた経済学説史が再現される。