なぜか、東京大空襲のあとはよく晴れた日が続いた。終戦…その日もまた青空だった。焦土と化したなか、戦争で両親を失った孤児たち八人の逆境に挑む人生がはじまった。けなげに、しかも逞しく生きぬく彼らを通して、疾風怒濤の「昭和」時代を描く。著者の記念すべき作品として、話題をよんだ感動の大河ロマン。