近くの書店で在庫を調べる
  • 著者佐伯泰英
  • 出版社文藝春秋
  • ISBN9784167908997
  • 発行2017年8月

船参宮 / 新・酔いどれ小籐次 九

小籐次は久慈屋の大旦那・昌右衛門に同道を請われ、手代の国三を供に伊勢神宮へと旅立った。昌右衛門はなにか心に秘することがあるようだが、なかなか小籐次にも胸の内を語らない。

小籐次一行は大井川で川止めにあい、島田宿に留まることを余儀なくされるが、たまたま地元の悪に絡まれていた旅籠・紋屋鈴十の隠居を助けたことから、紋屋の舟型屋敷に逗留させてもらうことになった。その間、島田宿の本陣で賭場を開き、旅人や地元の人間を餌食にしていた自称・京都所司代勘定方と、地元の悪党勢力を一掃する。

ようやく川止めが明け旅を再開することになったが、紋屋に勧められ、旅程を急ぐために船を使って海路伊勢に向かう「船参宮」をすることとなった。

その道中、そして伊勢に入ってからも、島田宿で小籐次から逃げおおせた神路院すさめと名乗る妖しい黒巫女が一行をつけ狙うが……。

昌右衛門の出生の秘密が明かされ、小籐次が留守の江戸では駿太郎が研ぎを請け負う。それぞれが人生の新たな一歩を踏み出すことを予感させる、書き下ろし第9弾。

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 石の繭 / 警視庁殺人分析班
  • 陽暉楼
  • 孤狼 新装版 / 刑事・鳴沢了
  • 白鳥とコウモリ
  • 虚像の道化師
  • 浅見光彦のミステリー紀行 総集編 3
  • 変幻
  • 谷中・首ふり坂 改版
  • 復活の条件
  • 堪忍箱 改版