「アラブの春」をきっかけに、長い封印から解き放たれた政治と宗教の関係という「古くて新しい問い」。その答えの一つが、イスラームの教えを政治に反映させようとするイスラーム主義だった。オスマン帝国崩壊後の「あるべき秩序」の模索が今も続く中東で、イスラーム主義が果たしてきた役割とは。その実像に迫る。