「夢はあきらめるべきものであり、だからこそかなうものである」
本書は、「常識を疑う」ことを信条とする人事・雇用のカリスマが、「夢はあきらめると、けっこうかなう」という一見矛盾した結論を導いているキャリア論の古典にして決定版「クランボルツ理論」について、わかりやすく、また、小気味よく解説した講演の模様を160Pに濃縮したものです。お話の題材となるのは、今をときめくお笑い芸人たち。テレビやネットでおなじみの方々のキャリアをベースに、図やイラストをふんだんに使って説明していきますので、本を読むのが苦手な方にも、気軽に読んでいただけます。夢にとらわれず、こだわらず――夢と上手に付き合って、人生の難易度を下げる方法をいっしょに学びませんか?
【目次】
1 夢はいつだってまた見つかる。
「夢はかなわない」という論調
夢の種が手に入る5つの習慣
2 夢はけっこうかなう、という事実
誰もが認める売れっ子芸人たちの才能レベル
「あいつは運がいいだけ」という批判は、事のうわべしか見ていない
3 仕事での成功は難しくない
どの仕事でも、入った人の2~3割が成功を収める
「仕事」という勝負の、賭け金は何か?
4 夢の代謝サイクル
夢の生煮えは厄介
勘違いか、本物か、その見極め方
5 5条件取り扱い上の注意
無謀とチャンスの違い
進むべき道は、折々変わっても必ず見つかる
むすびに代えて 「才能と成功」の解
「タモリ論」ではことごとく見落とされた「恥ずかしい」話
もろく崩れやすかったラジオ時代のタモリ
繊細なキレ易さを逆手にとった近田春夫とのプロレス
「出るわけねぇだろ!」宍戸の一喝に声も出ないタモリ
たけしと康夫ちゃんの大乱闘、でやっぱり黙ったタモリ
後からできた偶像でトレースすると見落とされる「本当の姿」
元から天才は天才なのか、磨かれて天才となるのか
タモリだからできた部分と、タモリでさえできた部分
読者のみなさんへ
*以上、本書全目次項目より抜粋