椎名誠さん絶賛!! なんて素直でここちのいい絵本だろう。
今日は「田植え」の日! 一家総出で行う田植えのようすと、春の田んぼの気持ちよさを描きます。
なんて素直でここちのいい絵本だろう。日本人のふるさとのような世界なのに、わたしたちの日常から遠ざかり、大人も忘れてしまったような「田んぼ」と「稲」とそれをとりまく、じつに大変な農家の仕事。周辺の山の緑と、むかしから変わらず生きようとする田園の生物と、ねばり強くものを作っていく農家の人たちの「よろこび」と、それと同じくらいの「苦労」を、この絵本は、とてもわかりやすく、しかも優しく力強く伝えてくれる。これから日本を作っていくぜんぶの子どもたちに、この絵本を読んでもらいたい、と思った。――椎名誠
※よみきかせ 3歳ごろから
ひとりよみ 6歳ごろから