• 著者住野よる
  • 出版社KADOKAWA
  • ISBN9784041052068
  • 発行2018年3月

青くて痛くて脆い

人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学1年の春、僕は秋好寿乃に出会った。
空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いていて、けれど誰よりも純粋だった彼女。秋好の理想と情熱に感化され、僕たちは二人で「モアイ」という秘密結社を結成した。
それから3年。あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。僕の心には、彼女がついた嘘が棘のように刺さっていた。
「僕が、秋好が残した嘘を、本当に変える」
それは僕にとって、世間への叛逆を意味していた――。
青春の煌めきと残酷さを痛烈に描ききった、著者渾身の新境地!

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 老後の資金がありません
  • 神様からひと言 / 長編小説
  • 夏泊殺人岬
  • むらさきのスカートの女
  • 老害の人
  • 掬えば手には
  • モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
  • 水を縫う
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記