娯楽の殿堂=ミュージック・ホールは、世紀末のロンドンっ子の憩いの場であるとともに、国威発揚の場でもあった。露土戦争やボーア戦争を契機にヒットし、イギリス本土と自治領・植民地との連帯を歌いあげた歌詞を手がかりに、の形成過程を描く。