絵本作家の原点にして頂点!
数多くの名作絵本で、世代を超えて愛されているヴァージニア・リー・バートン(1909-1968)。原画や膨大なスケッチから、創作の源泉に迫るビジュアルブックです。
バートンは絵本全体の構成や文字の入れ方など、造本的な部分にも非常にこだわっていました。本を作る際のデザイン見本をはじめとする本邦初公開の貴重な資料から、その過程をうかがうこともできます。
解説はバートン研究の第一人者・宮城正枝さん。長男で著名な彫刻家であるアリスティデス・デメトリアスさんは、母親・クリエーターとしてのバートン像を語ります。また、生物学者・福岡伸一さんと恐竜学者・真鍋真さんの対談「『せいめいのれきし』と恐竜のおはなし」も収録。絵本好き・デザイン好きには垂涎の一冊となるでしょう。
【編集担当からのおすすめ情報】
バートンは主婦仲間と「フォリーコーブ・デザイナーズ」というグループを立ち上げ、自然や日常生活をモチーフにした布地のデザインでも一世を風靡します。その素晴らしいコレクションもたっぷり収録しました。
また2018年は没後50周年にあたり、3月17日~5月7日に銀座の教文館ナルニア国で展覧会も開催されます。