芥川賞作家が教える実践的な文章のコツ
いま、何をテーマに、どのように書けば、人の心を動かす文章になるのか。 小説からネットの文章まで、ノンフィクション作家でもある著者が、プロとして身につけたテクニックを紹介しながら、電子メディア時代における「書く」ということの意味を考察する。 著者はデジタル化された文章技術がもたらすさまざまな弊害を指摘。コピペができないのは仕事ができない証拠などという社会的意識の萌芽を危惧し、ランキング依存によって書き手の直感や嗅覚が衰えることに警鐘を鳴らす。
伝わる文章を書くことだけでなく、書く行為そのものについて思いを巡らすための一冊。
【編集担当からのおすすめ情報】 文章術の本はたくさんありますが、著者は芥川賞作家でありながら、ノンフィクションや企業レポートなどの執筆経験も豊富で、実にさまざまな表現を身につけて第一線で活躍しています。そんな著者が、特にSNSなど発展する電子メディア時代に「伝わる文章」極意とは何かをさぐっています。専門の小説だけでなく、ビジネス文書や論文といった学術文書作成にも役立つテクニックと知識が身につきます。