現代人は、とかく「自己」「目標」「分別」「知識」「想定」「秩序」などにとらわれがち。
臨済宗の僧侶であり、作家でもある玄侑和尚が、これらにとらわれた現代人の心を6つの「無」の禅語からゆるゆるとほどきます。
・「自己」なんて、あるがままよりないがままのほうがいい。―無我―
・「目標」を達成するよりも、今に無心になるほうが大事。―無心―
・「分別」した時点で、いきいきした心の躍動は停止する。―無分別―
・「知識」から離れたほうが、人のもちまえはいきいきする。―無為自然―
・自分だって「無常」な存在。「こうあるべき」なとらわれを常に突き崩す。―無常―
・人は混沌を抱えたままのほうが無限の可能性が広がる。―無限―
そう、「ないがまま」の世界は自由で闊達。
さあ、「あるがまま」を脱ぎ捨てて、裸一貫、何もない新たな自分を立ち上げよう!
ないがままで生きると、こんなに生きやすい!!