復帰した田中警視監のもとで、あらたに覚悟と決意をする螢橋。工作員・ミカと接触していた人物が判明したのもつかの間、公安部の吉野が自殺し、議連の高山が射殺されてしまう。警察組織、官邸、朝鮮総連。巨大な敵に対して、螢橋は鹿取や三好たちとともに、それぞれの任務を遂行することだけに集中するのだが…。「公安捜査」シリーズ、十五年の時を経て、堂々の完結!