「摩擦」はふだんは意識されることがないが、日常の現象のほとんどすべてに関わっており、不要な摩擦を除去すればGNPの数%にあたる経費が節約できるという。そりや車輪の発明以来続けられてきた摩擦の制御技術を概観しながら、メカトロニクス時代を迎えた今日の摩擦の科学=トライボロジーのすべてを紹介し、機械の未来を考える。