一国の人民の境遇が平等になるにつれて、個人はより小さく見え、社会はより大きく映る-トクヴィル(一八〇五‐五九)は、国民の平等化が進んだ民主的国家にこそ生じる強力な専制政府の脅威を予言、個人の自由の制度的保障を主張する。